野球の精神論や根性論は嫌い?古い価値観からの脱却が指導のコツ

ヤクルト・阪神・楽天を指揮し、現代野球の基礎を作った人の1人である野村克也。

その彼の歴史を辿ると、日本の野球の原点が見えてきます。

 

例えば、なぜ現在においても根性論や精神論が根強いのかというと、それは戦後の野球指導者になった人の多くが「戦争から復帰した元軍人」だったからです。

福岡ソフトバンクホークスの元となった南海ホークスに、『史上最多勝監督』『日本プロ野球史を代表する指導者』でもある鶴岡一人がいます。

鶴岡親分の愛称で選手たちからも慕われ、南海ホークスの黄金期を作った名監督です。

 

彼は戦争中200人の部下を率いた経験があり、それが後の指揮官哲学を生んだといわれていますが、このエピソードでもわかるように軍隊での指導が野球にも取り入れられています。

そして特に野球では『精神鍛錬』『絶対服従』『練習量の重視』が重んじられており、これが今でも続く根性論や精神論の基礎になっていると言われています。。

 

 

なぜ精神論や根性論が蔓延するのか?

 

もちろん、これには事情があって戦争になると野球は敵国のスポーツだったので廃止の方向に進んでいました。

 

しかし先ほども挙げた「『精神鍛錬』『絶対服従』『練習量の重視』によって強い兵隊を作ることができる」と主張し、何とか野球を維持させたという歴史があります。

そのため、必ずしも軍隊野球が悪いものかと言うとそうではないのですが、もう終戦から70年も経っていれば色々な価値観が変わっていってもおかしくありません。

 

099

 

新しい世代の指導者は最新の技術やトレーニングを取り入れて、より効率的に効果的に練習し、選手の可能性を引き出し、尚且つ選手を壊さないように細心の注意を払っています。

ですが、まだまだ昭和の古臭い価値観からくる練習法を行っている指導者も多いです。

 

もしあなたのお子さんが才能ある子どもだったとして、どちらの指導者に預けたいと思いますか?

まぁ、そんなこと聞かなくても答えは明らかですよね(笑)

 

 

日本の野球観のメリット・デメリット

 

日本の野球観は先ほど挙げた「精神鍛錬」「絶対服従」「練習量の重視」が柱となっています。

 

もちろん、この3つによってプラスになることもたくさんあります。

・挨拶をきちんとする
・道具を大切にする
・基本のプレーを忠実に守る
・一生懸命練習に取り組む

などの良い面があります。

 

しかしながら、マイナスの面もありました。

・練習のしすぎで故障が増える
・監督や先輩の言うことは絶対服従
・上下関係による体罰や暴力がある
・言われたことだけをするようになる
・自分で考えてプレーできない

ということもあります。

 

例えば、今の高校野球は絶対的なエースが一人で投げきるというのは今でもありますが、数としてはかなり少なくなってきました。

強豪校であれば複数の投手で継投したり、2番手投手にも投げさせて経験を積ませるなどをやっています。

 

しかし、ほんの少し前、20年ほど前の高校野球を見てみると、絶対的なエース一人が投げ続け、肘が曲がって激痛が走っても、監督やチームメイトからの圧力で投げるなんてことも普通にあったのです。

その結果、野球を引退した後には肘が曲がらないとか、肩が上がらなくて手を頭より上に上げれないなんていう、日常生活に支障をきたすレベルの故障になるケースもありました。

 

097

 

こういった野球の負の部分は考え方や価値観が古い指導者にはまだ色濃く残っています。

もちろん選手や親御さんとしてもそういった指導者がいるチームは避けるようになってきていますが、過去の戦歴や知名度でそういった指導者のところへ行くこともあるのです。

 

 

元メジャーリーガーが提唱する新しい価値観

 

ですので、このブログでは「子どもの成長のために、大人である親や指導者の考え方を変えていく」というテーマでやっていこうと考えています。

 

大人の考え方が変われば、子どもの進む道はもちろんのこと、成長度合いも大きく変わってきます。

平成も30年になろうとしているのに、未だに昭和の考え方ではダメなんです。

そのため、できるだけ現代版の野球を知っておきましょう。

 

100

 

高校野球のエースであり、読売ジャイアンツの三本柱の1人、現役終盤にはメジャーにも挑戦し、従来の野球理論とは異なった理論を提唱する野球人に「桑田真澄」がいます。

その桑田さんがこんなことを言っていました。

 

「精神の鍛錬は心の調和へ、絶対服従は相手への尊重へ、練習量の重視は質の重視へ、変わっていくべきだ」と。

これは僕も大賛成です。

 

特に一番吸収力が高く、真っ白な状態の少年野球の子どもたちにこそ、古臭い常識に縛られることなく、現代の新しい価値観で野球をやってもらいたいと考えています。

 

 

子どものためにまずは親が価値観を変えよう

 

そのためにこのブログでは、少年野球に入る年頃の子どもがいるお父さんやお母さん、またはそういった年代を教えている指導者の方に、「最低限これだけは知っておいて欲しい」と思うことをまとめました。

 

野球は本当に色々なことを学べるスポーツだと思います。

僕もキャッチャーをやっていたこともあって、自然と視野が広くなり、周りを見れて、細かいことにも気づくようになりました。

おかげさまで周りからは「気が利く」「細かいところまで見ている」「視野が広い」などと褒め言葉をいただくこともあります。

 

101

 

そういったプレーの中で自然と養われた行動は、野球を離れた後でも役立つことが多いと感じています。

野球は本当に素晴らしいスポーツだし、もっとその良さを感じてもらえたらいいなと思います。

そのためにはまずは親御さんが古い価値観から抜け出して、新しい野球観を身に着けていくのが、子どもにとって最も大事だと僕は考えています。

 

→ 野球がうまくなり、レギュラーや野球推薦を得るための最新野球理論

 


野球ヘッダー
Sponsored Link

コメントは受け付けていません。