野球で強豪と言われている高校や大学、はたまたプロのスカウトは選手を視察する際、選手だけでなくその親も見るそうです。
しかも、別に親に挨拶をしに行くわけでもなく、こっそりの親の自然体の姿を見ているみたいです。
では、何を見ているかというと、風貌・顔つき・服装・しぐさ・態度・言葉使いなど、ありとあらゆるところを見ています。
集団の中ではどういう風に振舞うのか、周りを見れているのか、協調性はあるのか、自分の子どもだけに熱心なのか、独りよがりなのかなど、色々な点を観察して、その子どもを誘うかどうかすら決めるようです。
例えば、いくら選手がすごかったとしても親がチンピラ風だと声をかけるのをやめる、なんてことも実際にあるみたいですね。
そして、その見方は当然子どもも同じです。
いくら野球のうまい子を集めたいからといって、素行や性格はどんな子でもいいというような学校はもう少ないです。
また、親の体型や体格を見れば、将来的にどういう風に成長するかも予測できます。
他にも練習や試合だけでなく、練習前や試合後などの普段の行動も観察して、普段はどういった行動をするのかも見ています。
特に強豪の高校や大学は親子とともにその性格や行動を観察して、人間性を判断します。
親子ともに人間的な魅力がなければ、どれだけ野球がうまかったとしても強豪校からは声がかかりにくくなるのです。
大学進学を考えた場合、高校の学力は無視できない
強豪の高校はそうでもないところも多いですが、大学の場合はきちんと単位を取れるだけの勉強ができる子を優先するという学校も増えてきています。
高校だと学校の授業はそこそこに昼からずっと練習をするという学校があるので、子どもはなかなか机に座って勉強をするという習慣がなかったり、それ以前からも野球漬けで基礎学力がないという子もいます。
しかし、大学ではそれでは通用しません。
中学高校というのは卒業しても次の「学校」がありますが、大学の次にあるのは「就職」です。
就職は企業にもよりますが、大手だと「大卒」でないと受けられないというところがあります。
有名大学の野球部から社会人野球へいけるのも一握りで、多くの人は一般企業への就職を目指します。
しかし、大手企業への内定が決まっていたとしても、単位が取れていないと卒業できませんし内定も取り消しになります。
つまり「野球さえうまければ進路は問題ない」というのは大学では通用しないのです。
大学の評価は就職実績で変わります。
自分の学校からより多くの卒業生を有名企業や大手企業に送り届けることができるというのは、この時代においては大きな武器となります。
そのため勉強ができない子は野球がうまくても、学業の分野で不安があれば大学側が拒否することもあるのです。
ですので、最低限の基礎学力や勉強のためのスタミナを小さい頃に養っておく必要があります。
勉強の習慣と成功体験は早い時期から手にしておきたい
練習をすればするほどうまくなるというのは事実かもしれませんが、練習の時間を1時間減らしてでもその時間を勉強に当てた方が、将来的により良い大学や企業へ行く可能性が高まるのです。
1日1時間でいい、毎日少しでもいいから勉強するクセを小さいうちに身につけさせておく。そして、練習時間が1時間減ったのなら、その1時間分を挽回できるように効率的に練習することを考えましょう。
「そんなこと言ってウチの子が家で教科書を開いたところを見たことがない」など、野球とは別の悩みを抱えているお母さんもいるかもしれません。
無理矢理やらせても身にならないし、怒っても子どもが萎縮したり反抗するだけで、なかなかヤル気を出してくれない。
・・と困っているお母さんは多そうです。
しかし、そんなお母さんに朗報です!
チームでレギュラーを取ろうと思ったら、
「自分に何ができるか、ライバルは何ができるか」
「チームで穴になっているところはどこか、それを自分が埋めれないか」
「これをすればレギュラーが取れると確信できるものが見つかるか」
こういったポイントを確認していくはずです。
そして、勉強も考え方は一緒です。
できない教科やできない部分を明確にし、そこを練習(勉強)する。
野球と同じようにアプローチすれば、必ず勉強をするようになり、成績もアップします。
そのためにはどうすればいいのか?
以下にいくつか外部記事を載せておきますので、ぜひ参考にしてください。
読むだけで「得した」と感じる記事ですよ。
■中間テスト・期末テストの成績をアップさせたい
■志望校に行くのは厳しい、でも志望校に合格したい