少年野球から意識したい、打たれない投手の共通点と育て方

今回の話は少年野球や中学校の野球でピッチャーをやっている子にぜひ読んでもらいたい内容です。

 

投手が失点をする時に自分自身でコントロールできるものとそうじゃないものがあります。

その違いを知り、自分でコントロールできる部分を磨いていくことが、良い投手になる条件といえるでしょう。

 

では、その自分でコントロールできる部分とは何なのでしょうか?

 

それが、

・被本塁打=失投率の高さ
・与四死球=コントロールの悪さ
・ゴロアウト=被打率の減少
・奪三振=被安打・被本塁打の回避

という4つのポイントです。

 

逆に野手のエラーで失点するなどの場合は、自分ではコントロールできない部類に入るので、今回の話ではそういった不確定要素は省きます。

 

 

4つの能力が投手の勝敗を決める

 

「被本塁打」はすぐわかると思いますが、ホームランを打たれることは直接失点に繋がるため、最も避けたいものです。小中学生で軟式の場合は「被長打率」と考えるといいでしょう。

「与四死球」も同じくわかりやすいですが、相手に無条件で出塁や進塁を与えるものなので、これもできることなら避けたいです。

「ゴロアウト」は内野ゴロをどれだけ多く打たせることができるかということで、少年野球なら転がせば何かが起こりますが、それ以降のレベルだと高い確率でアウトにできる選択です。

「奪三振」は投手が自分自身の手でアウトを獲得するもので、この能力が高ければエラーなどの不確定要素を無視して、アウトを増やすことができます。

 

 

そしてこの4つのポイントから導かれる、勝てる投手が持っているものが、

1:コントロールの良さ
2:ストレートの質

3:変化球の精度
4:失点率の低さ

で、この4つの精度が高いほど優秀なピッチャーということになります。

 

 

勝率の高い投手の素質をデータから見抜く

 

例えば日本ハムの大谷翔平でこの4つのポイントを見てみましょう。

パリーグ最高投手の1人でもある楽天の則本昴大の成績と比較して考えていきます。

※2016年の記録で計算、かっこ内は則本昴大と同じ先発数に合わせるため1.4をかけた数字。

 

【大谷翔平】

先発  :20(28)
投球回 :140(196)
勝利  :10(14)
被安打 :89(125)
被本塁打:4(6)
与四死球:53(74)
奪三振 :174(243)
失点  :33(46)
防御率 :1.86(2.60)

 

【則本昴大】

先発  :28
投球回 :195
勝利  :11
被安打 :192
被本塁打:12
与四死球:56
奪三振 :216
失点  :87
防御率 :2.91

 

則本昴大と同じ登板数に合わせた時、「勝利」「被安打」「被本塁打」「奪三振」「失点」「防御率」など全ての項目で大谷翔平の方が勝っています。

 

大谷翔平は一線級の投手の中ではコントロールが悪い部類に入ります。これはパリーグの投手・打者両方からの見解です。

そのため「与四死球」は多いですが、奪三振や失点が少ないことを見る限り、塁に出してもホームには返さないというピッチングがでてきています。

 

データからも大谷翔平が勝利に貢献できるピッチャーということがわかります。

 

 

 

自分の適性を見極め、勝てる投手になるには?

 

もしお子さんが投手をやっていて「勝てるピッチャーになりたい!」と練習に励んでいるのなら、先ほど話した4つの能力に照らし合わせて評価してみてください。

そして、「被本塁打」「与四死球」「ゴロアウト」「奪三振」のどこが長所なのか、またどこが短所なのかを考え、まずは長所を伸ばす練習をオススメします。

それと同時に『ボールの質と頭脳で勝負できるピッチング』を身につければ、さらに成績向上が期待できます。

 

 

誰もが150キロを超えるストレートを投げられるというわけではありません。あのスピードに行くのは選ばれた才能のある選手だけです。

しかし、投手の能力はストレートが速いかどうかで決まるものではありません。

むしろ、この4つの能力があればストレートのスピードは平均的であっても、空振りや凡打を取ることができるピッチャーになれますよ。

 

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→ 「なぜか打てない」と打者が困惑する、頭脳的ピッチングの秘密とは?

 


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