根性や気合では治らない?子どもの不調の管理は親や監督の仕事!

毎年、夏の甲子園の予選が始まると「球児が熱中症で倒れた」というニュースが流れてきます。

それに対して、年配の元球児だった人や高校野球連盟のお偉いさんが「今の子どもは根性がない」「気合が足りていない」と言ってきます。

外野で文句を言う分には無視していたらいいですが、そういう人が指導者にいたら子どもは不幸ですよ。

 

 

気合があれば体調不良が治るのか?

 

もしお父さんやお母さんが練習を見学している時に、子どもの具合が悪くなったらすぐに休ませてください。

 

例えば、我が子がフラフラと倒れたとします。

あなたはものすごく心配した表情で子どもを見ています。

しかし、指導者は「そんなんでどうする!休むな!」と怒声を浴びせました。

 

もしそういう状況になったらチームを離れる覚悟を持って、子どもを休ませてあげてください。

何かあってからでは遅いのです、子どもの命を守れるのはお父さんお母さんなのです。

 

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体の不調は根性や気合で何とかなるものではありません。

そりゃ、「精神が肉体を凌駕する」ことってありますよ。

でも、そんなのは夏の甲子園の決勝、延長12回を投げている状態とか、「ここぞ!」の時だけで十分です。

 

 

精神論は最後の最後に使うもの

 

僕はいつも思うんですよ、何か事故にあって指がちぎれてしまったとして、それでも「気合だ」「根性だ」って言えるのか。

言われた方はそれで耐えることができるのか、って。

「救急車がもうすぐ来るから、しばらくの辛抱だ」って言われた方が、まだほんの少しだけ頑張れる気がしませんか?

 

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とにかく知識不足の人間はすぐに精神論に逃げます。

精神論はやることをやった後の最後の一押しでしかありません。

 

「後は神のみぞ知る」と同じです。

自分のやるべきことをやって、最後のひと踏ん張りをする上で精神論や根性論は役立ちます。

 

しかし、何もしないのに最初から精神論や根性論を言ってくる指導者は、ハッキリ言ってハズレなのでやめた方がいいでしょう。

 

 

気合や根性があれば勝てるというのは間違い

 

例えば、これも僕がよくする話ですが、僕が大学時代にやっていた軟式チームは元は高校の強豪校出身のメンバーと分離したチームです。

彼らのやり方にはどうもついていけなかったので、不満があった僕らは分かれて別のチームを組みました。

 

そして、独自に活動を続け、3年生の時に試合をすることになりました。

結果は10-1のボロ負けで、かなり手を抜かれていたのがわかりました。

この時に僕は思いました、「基本的な力量が違うのに、根性論とか何の意味もないよね」って。

 

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根性論や精神論は同じようなチーム力があって、最後は何が勝負を決めるかという時に必要なものだと考えています。

プロ野球チームと少年野球チームが試合して、少年野球チームが「根性だせ!気合だ!」と言っていたとしたら、「この指導者ダメだろ・・」って思いませんか?

そもそも相手にならないレベルなんですから。

 

 

熱中症は回復が追いついていないのが原因

 

まぁ、ちょっと話が横に逸れてしまいましたが、冒頭に話した熱中症で言うなら、その原因は「睡眠不足」「栄養不足」が考えられます。

つまり、「体力が回復しておらず、体調が万全ではない」から熱中症になるのです。

 

それに今の子はスポーツ活動以外にも、塾やら何やらで忙しいですから、十分な休養が取り辛くなっています。

そういう点も配慮しないといけません。

 

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例えば、普通の子が体力80あるとして、ハードな練習が続いていた子が体力50だとしましょう。

次の日は朝9時から練習で、1時間ごとに10ポイントの体力が減る。

すると、後者の子は昼過ぎには体力が0になってしまいます。

 

そうなると熱中症などの症状が起きるのです。

きちんと睡眠や栄養が取れていたら熱中症になる確率は低くなりますよ。

 

 

子どもの体はまだまだ発展途上中

 

前回も話しましたが、多くの人は「回復させる」という意識はあまり持っていません。

 

お父さんならわかると思いますが、世の中の会社の多くは残業があったり、休みも十分に取れないというところもありますよね?

そういう意味で日本社会全体が、この野球が抱えている課題を持っているようなものです。

 

大人はまだ体力がありますから多少の無理はできますが、子どもはまだまだ発展途上中です。

ここできちんとした睡眠や栄養が取れていないと、身長が伸びないなど体の成長そのものにマイナスの影響を与えます。

 

→ 野球は練習しても上手くならない?トレーニング効果を上げる3つのコツ

 


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