監督やコーチの指導がひどい!野球チームや指導者選びの心得とは?

『少年野球あるある』としてあるのが、監督に対する不満です。

それも「自分の息子がレギュラーになれないのはおかしい!」というものではなく、えこひいきや無責任な指導、練習中に怒鳴ったり暴力をしたりなど、指導者としての質を問われるような問題やトラブルでの不満が多いです。

 

もちろん、きちんと野球少年の将来を考えて指導している方が圧倒的に多く、子どもを指導する難しさを感じながら苦悩していると思います。

また、「大人になればそういった汚い部分は多かれ少なかれ経験はするんだから」という意見もあるかもしれませんが、やはり子どもを預けている親としては「そんなことを子どもの時から経験させることはない」と思うのではないでしょうか。

 

今回は『指導者の仕事とは何なのか?』というテーマで、どういった監督やコーチに預ければ子どもの才能はさらに伸びていくのかについて話していこうと思います。

そして、こういった指導者がいるチームに入れてあげるれるように、入団前に色々なチームを見ることをオススメします。

 

あと、この話は親子関係であったり、子どもへの接し方や教育としても取り入れていってほしいものなので、他人事と思わずに読んでもらえると嬉しいです。

 

 

メジャーで投げた男を育てた指導法とは?

 

監督やコーチの仕事とは何なのでしょう?

「短所を見つけて、それを直す」と思っている人がいますが、それは大きな勘違いです。

少なくとも少年野球や中学野球は「短所を治すより長所を伸ばす」ことに意識した方がいいでしょう。

 

例えば、福岡ソフトバンクホークスにいる和田毅をご存知でしょうか?

彼の大学時代のエピソードにこのような話があります。

大学1年の時に彼自身が「いいストレートが投げれた」と思ったボールの球速が、たったの129キロだったそうです。

MAXスピードで129キロですから、平均球速は下手すれば120キロ以下です。

 

 

落ち込んだ彼は投手を諦めようと思うくらい落ち込んだそうです。

しかし「やっぱり投手で勝負したい」と決意した時、監督は「変化球に逃げるな、ストレートの質を磨け」とアドバイスしました。

その言葉通り、質の良いストレートを投げるにはどうしたらいいかと考えて努力を続けた結果、六大学野球奪三振記録を引っさげてプロ入り、メジャー挑戦をするほどの投手になりました。

 

和田毅はストレートの速さは平均以下であっても、他の投手にはないスピン量のボールを投げることができたのです。

もしあの時に「お前のストレートは通用しないから変化球でかわすピッチングをしろ」と言われていたら、プロ野球選手になれたかどうかも怪しかったでしょう。

 

 

一芸を持つものにはチャンスがやってくる

 

以下のグラフを見てください。

 

 

ボールに当てる能力と走力が他より秀でているA君と、平均的な能力があるB君。どちらを優先的に使いたいかというと、おそらくA君でしょう。

もちろん、B君が劣っているというわけではありません。

B君は打つのも守るのも何でもできる分スタメンで使うよりは、何かあった時のためにスーパーサブとしてベンチに置いておきたい、そんな存在です。

 

ただ、何かひとつでも光るものがあれば、人はそこに目を奪われます。

人よりも足が速かったり肩が強かったりすると、それだけで何かあった時にパッと頭に浮かぶものです。

 

 

例えば、周りにパソコンが得意な人がいませんか?

小学校のポスターを作らないといけないけれど手書きで作るのはちょっと大変。そんな時に「○○さんはパソコンができたはず」とパッと思い浮かぶと、その人にお願いしてみようと考えると思うのです。

実際にその人のパソコンのスキルは素人に毛が生えた程度だとしても、全くできない人からすると少しできただけでも「すごい!」と思ってしまいます。

 

野球のスキルも同じで、何かひとつでいいので周りの子よりもできるものがあれば、そこにチャンスが生まれてきます。

ですので、短所を見つけて修正することも大事ですが、それよりも長期的な目で見た時にはメリットが大きいのは「どんな些細なことでもいいので、人より良いところを見つけ、そこを伸ばしていく」という指導です。

 

 

少しのキッカケで、大きな成長をする可能性がある

 

ただ、正直これはなかなか難しいことだと思います。

どれだけ良い部分を探しても他の子に劣ってしまう子もいるでしょう。

しかし、子どもの可能性はちょっとした、ほんの些細なことがキッカケで大きくなります。

 

例えば、野球教室で憧れのプロ野球選手に「いい球投げるな~。もう少し大きくなったら一緒にプレーしような」と言われたとしましょう。

 

 

プロ野球選手からするとちょっとしたサービスのつもりだったかもしれません。しかし、言われた子どもからすると大きな希望になりますし、苦しい時の励みにもなります。

今までは自分の球に自信がなかったのに、その一言でストレートを磨くために努力するかもしれません。

 

ほんのちょっとした言葉でも、子どもにとっては大きな原動力になります。

だからこそ、「どんな些細なことでもいいので、人より良いところを見つけ、そこを伸ばしていく」というスタンスが大事だと考えています。

 

 

この時、あなたならどんなアドバイスをしますか?

 

ところが残念なことに、こういった考え方をしている指導者はまだ少ないのが実情です。

もし機会があれば、少年野球の練習を見に行ってみてください。

全部のチームがそうとは言いませんが、今話したこととは逆のことをやっています。

 

例えば、外野からの中継プレーの練習をしていたとしましょう。

ライトの子がどうやってもセカンドに山なりのボールで返球し、時には暴投になってしまう。

そしてそれを見た監督が「なぜちゃんと投げないんだ!」と怒鳴っています。

このシチュエーションの時、あなたはどう思いますか?

 

 

少年野球だとまだ体ができあがっていないので、僕なら単純に「肩が弱いから何とかしてノーバンで届くように投げているんだな」と思います。

肩が弱いと遠くまで投げようとすれば山なりのボールになりますし、距離感がわからなければ思いっきり投げた結果セカンドが取れない暴投にもなるでしょう。

ですので、「ワンバンでもいいからセカンドが取りやすいように投げよう」というアドバイスが最適だと思いますが、監督の頭の中には「ボールは届いて当たり前」という考えしかないのでしょう。

 

 

バカみたいに怒鳴るだけの指導は時代遅れ

 

肩が弱いという欠点は怒鳴ったからといって改善されるものではありません。

でも、練習の度にそのような怒られ方をすれば、野球が楽しくなくなりますし、やめたくなってきます。

そうではなくワンバンでもいいからきちんと返球するように教え、「相手が取りやすいところに返球できてるな」と褒めてあげればいいのです。

 

子どもは特にそうですが、できているところを褒められると自信がついて、そこを伸ばすために自主的に頑張ります。

 

 

送球や返球がいいと褒められた子はその後、コントロールのよい送球を心がけるようになるでしょう。

もしゴロを捕るのが苦手だとしても「そのコントロールのよい送球を活かすためにきちんと捕球できるようになれば、地域ナンバーワンの守備の名手になれるぞ」と言えば、家でも壁当てやノックをするようになるかもしれません。

 

長所を見つけてできることを増やして、それを横に展開していく。

ただバカみたいに怒鳴るだけの指導ではなく、こういった発想もこれからの指導者には必要になってくるのではないでしょうか?

 

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→ 中学は軟式と硬式どっちがいいか悩む?野球はチーム選びが重要!

 


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